水泳と陸上運動、どちらがカロリー消費に効果的?種目別の消費カロリーと、ウォーキングやジョギングとの違いを分かりやすく比較します。水中での1時間が体に及ぼす影響をご紹介します。
種目別 水泳の1時間のカロリー消費量は?
水泳の消費カロリーは泳ぎ方、泳ぐ速さ、個人の体重や水泳の技術レベルなどによって大きく変わりますが、大まかな種目別の消費カロリーの目安を以下に示します。これらの数値は一般的な成人を対象としており、1時間あたりの消費カロリーを参考にしています。
泳法 | 1時間あたりの消費カロリー(約) |
クロール(フリースタイル) | 650-750キロカロリー |
背泳ぎ | 650-750キロカロリー |
平泳ぎ | 700-800キロカロリー |
バタフライ | 800-1000キロカロリー |
ウォータージョギング | 500-800キロカロリー |
クロール(フリースタイル)
初心者やゆっくりとしたペース: 約500-600キロカロリー
中級者や穏やかなペース: 約650-750キロカロリー
上級者や速いペース: 約800-1000キロカロリー以上
背泳ぎ
ゆっくりとしたペース: 約500-600キロカロリー
一般的なペース: 約650-750キロカロリー
競泳レベルの速いペース: 約700-950キロカロリー
平泳ぎ
ゆっくりとしたペース: 約600-700キロカロリー
一般的なペース: 約700-800キロカロリー
競泳レベルの速いペース: 約800-1000キロカロリー
バタフライ
一般的には非常に高いカロリーを消費するとされており、約800-1000キロカロリー
速いペースや競泳レベルでの泳ぎはそれ以上になる可能性があります。
ウォータージョギング
約500-800キロカロリー
これらの数値はあくまで目安であり、泳ぐ環境の温度や泳者の技術効率、体型などによっても変わります。また、これらの数値は特定の体重(通常は60-70kg程度の成人)を想定しているため、体重がこの範囲から大きく外れる場合は消費カロリーもそれに応じて変動します。
水泳は全身運動であり、筋肉のほとんどを使うため、他の運動に比べてカロリーを多く消費することが一般的です。また、水の抵抗により、同じ時間運動しても陸上の運動より多くのカロリーを消費することができます。
水泳とウォーキングやジョギングとの消費カロリーの違いは?
水泳と陸上運動であるジョギング、ウォーキング、マラソンの消費カロリーを比較します。以下に示す数値は、おおよその推定であり、多くの要因に依存するため個人差があります。これらは、約60-70キログラムの体重を持つ成人が1時間行った場合の平均的な消費カロリーを表しています。
運動形態 | 1時間あたりの消費カロリー(約) |
水泳(クロール・一般的なペース) | 650-750キロカロリー |
ジョギング(一般的なペース) | 600-700キロカロリー |
ウォーキング(速めのペース) | 300-400キロカロリー |
マラソン(トレーニング) | 800-1000キロカロリー |
ジョギング、ウォーキング、マラソンの消費カロリーは以下のような特徴を持ちます。
ジョギング
約600-700キロカロリーは一般的なペース(約8.0km/h)での消費カロリーです。速度が速ければカロリー消費も増えます。
ウォーキング
速めのペース(約6.5km/h)でのウォーキングは約300-400キロカロリーを消費します。これはあくまで活発なウォーキングの場合で、通常の散歩ペースでは消費カロリーはもっと低くなります。
マラソン
トレーニングのペースや実際のレースペースはかなり速く(約10km/h以上)、長距離を走るため消費カロリーは高めです。マラソンランナーは1時間で800-1000キロカロリー以上を消費することも珍しくありません。
水泳は、特にバタフライや競泳レベルの速いクロールなどの泳法では、これらの陸上運動と同等かそれ以上のカロリーを消費する可能性があります。さらに水泳は全身運動であり、筋肉や関節への衝撃が少なく、効率的なカーディオトレーニングが可能です。しかし、泳ぎの技術が未熟だと、より多くのエネルギーを必要とする可能性があるため、消費カロリーが増えることがあります。
水泳を1〜12ヶ月続けた場合の体の変化
水泳を継続的に行うと体に様々な肯定的な変化が起こります。以下は、1ヶ月、3ヶ月、6ヶ月、12ヶ月と続けた場合の体の変化の一般的な例です。ただし、これらの変化は個人の基礎体力、食事、運動の頻度や強度、水泳以外のライフスタイルなどによって異なります。
1ヶ月後
体力の向上
水泳を定期的に行うことで、心肺機能が改善し始め、全体的な体力が向上します。
筋力の向上
特に水の中での活動は抵抗があるため、筋肉を使うことが増え、筋力が徐々に向上します。
ストレスの軽減
運動することでエンドルフィンが放出され、リラックス効果があります。
体型の変化
定期的なカロリー消費により、体重の減少や体型の変化が見られることもあります。
3ヶ月後
持久力の向上
継続的なトレーニングにより、泳ぐ距離や時間を増やすことができるようになります。
筋肉の定義
特に泳ぐことによって使用される筋肉群が明確になり、筋肉の定義がはっきりしてきます。
姿勢の改善
背中や腹部の筋肉が強化され、姿勢が改善される可能性があります。
技術の向上
泳ぎのフォームが改善され、効率的な泳ぎができるようになると消費カロリーの増加や泳動作の向上が見込めます。
6ヶ月後
更なる体力と持久力の向上: 長期間にわたる定期的なトレーニングは、さらに体力と持久力を向上させます。
代謝の向上
定期的な運動は基礎代謝を高め、非活動時でもより多くのカロリーを燃焼するようになります。
心理的な安定
運動習慣が心の健康にも良い影響を与え、ストレス耐性が向上します。
体脂肪の減少
筋肉量が増えると、体脂肪率が減少し、より引き締まった体になることが期待できます。
12ヶ月後
大きな体の変化
1年間の水泳は、体形、体力、筋力の全てに顕著な変化をもたらします。
健康状態の向上
一般的な健康状態が向上し、心血管疾患のリスクが低減するなど、病気に対する抵抗力が強くなります。
高い運動習慣の確立
水泳を含む運動が日常生活の一部となり、運動習慣が確立します。
精神的な利益
長期間にわたって運動を続けることで、自己効力感が高まり、よりポジティブな自己イメージが形成されます。
これらの変化を最大化するためには、水泳以外にもバランスの良い食事、十分な休息、ストレッチや体力トレーニングの組み入れが重要です。また、目標を設定し、適切な指導の下で進めることで安全かつ効率的にトレーニングを行うことができます。
この記事を書いた人
管理人ママ :アロエ
2022年12月に誕生した1児のママです。元々はデザイナーをしていましたが、今はデザイナーだけでなく保育の仕事もしています。料理があまり得意ではないのですが、子供のために修行中です。パパと一緒にブログを書いて運営しています。元々は保育園で働いていました。保育園で働く傍ら、モンテッソーリ教育に興味を持ち勉強して、AMI 国際モンテッソーリ0〜3歳の資格を取得しました。将来は、保育の仕事に関われたらと日々勉強しています。